高齢化社会が進むにつれ、医療や介護関係の求人も増えています。特別な資格がなくても働ける仕事もありますが、やはり何等かの資格を持つことは就職や転職を有利にすることにつながります。介護や福祉関連の仕事は身体的な介護だけではなく、実に多くの種類がありますが、福祉住環境コーディネーターも注目されている資格のひとつです。

福祉住環境コーディネーターは国家資格ではなく、民間資格となっており1級から3級までの階級があります。高齢者や障がい者は、体が不自由なことも多く、それゆえ日常生活もままならないということも珍しくありません。

高齢者や障がい者が安全に快適に生活を続けるためには、住環境を整えておく必要があります。福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障がい者が住みやすい住環境の整備についての提案や、車いすなどの介護用品の使用方法についてのアドバイスを行います。こうした資格を持つことは、介護関係で活躍できることはもちろん、バリアフリーなどのリフォームのアドバイスも行いますので、工務店などの建築関係の職場での活躍も期待できます。このほかで活躍できる職場では病院や保健所、公共施設などもあげられます。

受験にあたっては、特別な制限はなく学歴や年齢・性別・国籍に関係なく誰でも受験可能です。2級と3級は併願で受験できますし、3級を飛ばしていきなり2級からでも受験できます。1級については、2級を合格した人だけが受験できるようになっています。